何かを食べに行こうとしたがそれが食べられなかった時、無性に食べられなかったものが食べたくなる事がある。分かりやすく言うと「いやもうカレーの口になっちゃったからなー!そうかー!今日定休日かー!」というやつである。
大抵代わりの何かを食べているうちに本当に食べたかったカレーの事など忘れているのだが、あの感覚には耐え難いものがあると常々感じている。自分の場合あまりに耐え難いので、時間が許す限り代わりのカレー屋を探しに行くなどする。なんとしても食べたくなるのだ。
同じような話として、欲しいが買うかどうかは微妙であるものを悩んでいる時の行動がある。よく「悩む理由が値段なら買いなさい。買う理由が値段ならやめなさい。」というものがあるが、自分の場合は違う。「これほど買おうか迷っているならばどうせいつかは買ってしまうので、ならば今買え」である。買いたいなーでもどうしよっかなーという迷いの時間が不毛ではないか。損ではないか。こちらはもうヴィブラスラップの口になっているのだ。買うまでは家に帰らないぞ。
そう思って生きてきたが、これはもう限界である。
この生活には些か、お金が足りない。