ぼんやり参謀

好きな事について書いたり、薬にも毒にもならないことを考えたりします。

絨毯売りとかでもいい。

あのスマートフォンはアンドロイドだ。

初めて聞いたとき、まさか、と思った。アンドロイドの意味分かってるのか。R2D2みたいな人型ロボットのことだぞ。

意味が分かっていないのは僕のほうだった。これは高2、3の話だ。

 

海外にいる先輩がツイッターを使っているのをTL上で見て、「通信料大丈夫ですか」と聞いた。「Wi-Fi初めてか?力抜けよ」と言われた。これは大学2、3の話だ。

 

そして今情報系の研究を行っている。人生どうにでもなるんじゃないかな、と思う。

であればアラブの石油王とかになりたい。そこで飼われている猫でも可。

「ボーイ・ミーツ・ニンジャ・イン・ディープブルー」#1

重金属酸性雨の降り注ぐ夜、20時間の連続勤務を終えたウラシマはコケシ工場を後に一人帰路についていた。
「やれやれ……今日もザンギョウ……コケシがなんだ、一部のカネモチの道楽じゃないか……」

彼が働くコケシ工場は暗黒コーポの下請けであり、中にメンタイなどの違法薬物を入れ、法外な値段で売りさばいている。しかし、流れてくるコケシの頭を整えるだけのウラシマはその真実を知らない。

「はあ…さっさと帰って寝よう…。3時間後には出勤だしな…ン?ヤンク?」
夜中にヤンク達が騒ぐことは珍しいことではない。しかし。

おお、見よ!バイオリクガメがヤンク達にケマリめいて蹴りとばされているではないか!
「ギャハハ!キャバーン!キャバーン!」
「ポイント倍点!ギャハハハ!」
「ギャハハ!ギャハギャハハ!」

ヤンクが罪のないバイオ動物を蹂躙するなどチャメシ・インシデントである。ウラシマはそういった現場を何度も見てきたし、その度に見て見ぬふりをしてきた。カラテのない彼には止める勇気も度胸もなかったのだ。

しかし、今夜は違った。コケシから漏れたメンタイを気づかぬ内に吸引していたためだ!
「ちょ、ちょっとやめないか、君達……」
「ギャハ…アアン?」
メンタイを吸引してなおか細いウラシマの声にヤンク達が振り向いたその時!

「イヤーッ!」
「アバババーッ!?」
バイオリクガメが突如大男に変身し、ヤンクの頭をカラテ粉砕!ニンジャのエントリーだ!
アイエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?」

「ひ、怯むなッオラー!ススス、スッゾオラー!」
ZBRアドレナリンを吸引し、かろうじてNRS(ニンジャリアリティ・ショック)を免れていたヤンクの一人が無謀にも大男に突進!
「イヤーッ!」
「アバババーッ!」
大男は突進をやすやすと片手で受け止め、ヤンクの頭をカラテ粉砕!

「ススス、スッゾオラー!」
ZBRアドレナリンを吸引し、かろうじてNRSを免れていたヤンクの一人が無謀にも大男に突進!
「イヤーッ!」
「アバババーッ!」
大男は突進をやすやすと片手で受け止め、ヤンクの頭をカラテ粉砕!

「ススス、スッゾアバババーッ!!」
ZBRアドレナリンを吸引し、かろうじてNRSを免れていた最後のヤンクも片手でカラテ粉砕!
「アイエ、アイエエエ………」
惨劇を見届けたウラシマはその場に座り込み、しめやかに失禁!

「大丈夫です、実際安心です。リュウグウ・ニンジャクランは恩を忘れない。ドーモ、ヘヴィタートルです。」
大男はウラシマの方に向き直ると、意外にも丁寧な口調で話し、そしてアイサツをした。

「アイエ、ド、ドーモ。ウラシマです。あなたはニンジャですか」
「実際ニンジャです」
「アイエエエ………」
ウラシマが驚くのも無理はない。多くの日本人にとってニンジャとは、フィクションやカートゥーンめいた伝説上の存在であるからだ。

「助けていただきありがとうございました。私はニュービーなので、一呼吸する間がなければ変身は解けず、先ほどはオタッシャ重点でした。」
「ア、アイエ、それは、どうも。」

リュウグウ・ニンジャクランは恩を忘れない。共にドージョーへ行き、私のセンセイに会ってくれませんか。おもてなしをします。」
しかし、とウラシマは考えた。何しろニンジャである。ホームグラウンドでネギトロにされた挙句、こちらがセンセイとやらへのおもてなしになるのもありえる話だ。

「オーガニック・トロ・スシもあります。もちろんマッチャも」
「トロ・スシだって!?」
トロ・スシというワードがウラシマの思考をかき消した。何しろウラシマはここ数ヶ月、粉末整形されたカンピョウ・スシで口に糊をしている状態だったのだ。

「そうです。それもオーガニックです」
「ヨヨ、ヨロコンデー!」
こうしてヘヴィタートルの提案を快諾したウラシマは、深い海の底にあるリュウグウ・ニンジャクランのドージョーへ連れて行かれたのであった。

タスクの逆マトリョーシカ

ストップウォッチの「ラップ」を押すと音楽のラップが流れ出す、というアプリをXcodeで作っていた。Xcode7から無償でiPhone上でシミュレーションできると今更ながら聞いたからだ。やるしかないのだ。

 

iOSのアプリ開発は初めてだったが、あーだこーだ調べたらアプリ自体はわりと簡単にできた。それきた、実機だ。

 

しかしながらここでXcodeはエラーを吐く。
どうやらディスクイメージとやらがないらしい。調べてみると、Xcodeのアップデートが必要らしい。ええで、お兄さん、それくらいなら全然やるで。

 

だがXcodeのアップデートができない。なんだ、お兄さんのことナメてるのか。どうやら「俺をアップデートしたくばOSをアップグレードするんだな!」と言っている。まじか、段々話が壮大になってきたぞ。しかし仕方ない。実機のシミュレーションのため、Yosemiteに別れを告げようではないか。

 

 

 

 

Yosemiteは問題なくEl Capitanになった。うそだ。問題があった。アップデートしたXcodeが動かなくなってしまったのだ。

正確にはXcode起動後十数秒でファンが「ファーwwwww」と言い出し、CPU専有率は簡単に100%を越え、そして動かなくなるのだ。俺が何をしたっていうんだ。

ログを消すだのIndexingを無効にするだの手を打ってみるも、解決はしない。仕方ない、再インストールだ。Googleもそう言ってる。

 

ほいで消そうとしたらrmコマンドの応答がなくなるわけだ。もうなんなんだ。俺はただ「ラップ」を押してラップを流したいだけなのに。いや「ラップ」を押してラップを流すってなんだ。馬鹿じゃないのか。

 

仕方なくターミナルを開き直し、再度削除しようとすると、Xcodeはいなくなっていた。なんだ、消えたのか。安心して再度インストールをしたところ、「インストールに失敗しました」とのこと。今度はそっちか……


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結局日をおいてからもう一度インストールに挑戦したところ、インストール自体には成功した。しかし、iPhoneの証明書周りでエラーを吐かれ続け、実機によるシミュレーションは成功していない。

 

もういい。
お兄さん、「ラップ」ボタンを押してラップが流れなくてもいい。

シナジーおばけ

最近のIoTなんかは「シナジー」のかたまりだと思う。外にいても家電が操作できるなんていうのは、外でもいつでも使えるスマートフォンの特性を利用しているのだ。便利と便利が組み合わさってさらなる便利を生み出すわけだ。天才か何かか。

 

あまのじゃくなので「シナジー」のないもの同士を結びつけたい。例えばストップウォッチの「ラップ」を押すとサランラップが巻き出されるような感じだ。スタートやストップといったストップウォッチの機能はそのままに、関係のない一機能を付け加えるわけだ。他には飯屋で箸入れに刺さってる箸を引き抜いたら先端に数字が書いてあって、番号に応じたおみくじがもらえるとか。

 

いらないね。

スケベに意識の高さを求めるな

最近の広告は賢くなった。

web上での閲覧履歴を元に広告を打ち出してくるものだから、今まで気にもとめていなかったweb上広告に度々目が奪われるようになった。ちなみにこの形式の広告を行動ターゲティング広告というらしい。一つ賢くなった。

 

だがこの行動ターゲティング広告、web上の行動のみを追跡するものだから、時々趣味とは違うものが表示されたりする。いいや、周りくどい言い方はやめよう。マイナビの広告だ。マイナビの広告なんだ。

 

例に洩れず自分も就職活動を行うため、いやいや就活サイトを利用する。でもそこには当然趣味趣向などない。けれども頻繁にアクセスするせいで、google先生はよし分かったと。そんなに好きなら常にインターン情報を見せてやろうじゃないかと。言ってくるわけだ。勘弁してくれ。

 

一度行動ターゲティングにターゲティングされると波のように広告がやってくる。ゲーム記事を読む時にも、研究の調べ物の最中にも、なんならスケベな検索をしている時にも現れるわけだ。スケベな検索中にインターン情報は気にならないだろ。ちょっとは考えてくれ。

 

ちなみに法的規則だからなのかなんなのか、行動ターゲティングの解除はしかるべきところにアクセスすれば簡単にできるらしい。

なんでもそうだけど、「勝手に○○しておくね。もし嫌だったらこうこうこういう手順を踏んで(分かりにくかったり、煩雑だったりする)、無効化してくれよな」というやり口、悪魔の所業って感じがする。

親の心たまごっち知らず

たまごっちがまた死ぬようになったらしい。

 

というよりも、「『たまごっちが死ななくなった』というニュースが溢れている」ということがとても面白い。

「たまごっち 死なない」で検索をかけると、内容の濃さの差異はあれど、どの記事を見ても2016年5月30日に更新されている。なんだ、何があったんだ。

 

どうやら5月30日にテレビ番組「スッキリ!」で取り上げられて以来話が拡散したらしい。つまり大元のソースはテレビということなのか。KAI-YOUというサイトにはそう書いてある。そして他の大体のサイトにはKAI-YOUのリンクが貼られている。なんだ、そういうことか。

特大スクープをほぼ同時に複数人が掴んだならわかる。ただ、あるサイトのコピペ、それも大元はテレビの情報であるものをこんなにも乱立させて何の意味があるんだろうか。しかもそんな急いて同日に。いやはや全く。

 

 

 

ちなみに死ななくなったたまごっちは、家出をするらしい。

思うのだけれども、そっちの方が怖くないか。死ぬこと自体は最終的には避けられない以上仕方ないけれども、家出は愛想を尽かされて出ていくってことだぞ。自分が手塩にかけて育ててきたくちぱっちが、自分を見捨てて勝手に一人で生活するんだぞ。おい、ちゃんと飯食ってんのか。みすぼらしい格好してんじゃないか。生活費振り込もうか。

親世代には、死ぬことよりも刺さりそう。

 

kai-you.net

がんばれゴエモンの話をしよう

64で一番面白いゲームは何か。当然スーパーマリオ64だ。異議は認めない。
では他に最高のゲームはないのか。ある。がんばれゴエモンだ。
今日はがんばれゴエモンの話をしよう。

 

ニンテンドー64にて発売されたがんばれゴエモンのゲームは2つ(正確には3つ)ある。「がんばれゴエモン ネオ桃山幕府のおどり」と、「がんばれゴエモン でろでろ道中おばけてんこ盛り」だ。今回はそれぞれについてまとめていきたい。

ちなみに3つ目は「がんばれゴエモン もののけ双六」だが、これはがんばれゴエモンの本流であるアクションから外れているため、今回は割愛する。

 

 

がんばれゴエモン ネオ桃山幕府のおどり」は1人用の3Dアクションゲーム。

全編3Dマップで作られており、街から街へ街道を経由して操作キャラを切り替えつつ日本全国を進んでいく。五重塔金比羅坂など各地の名所も再現されており、それぞれの街に関してもマップや方言、売られているアイテムなどで実在する街が再現されている。全国各地を旅している感覚を感じられるのがとても良いところだ。完璧なタイミングで差し込まれる夕焼けなどもあり、雰囲気ゲームとしての要素も強いかもしれない。

 

また、後述するでろでろ道中と比べて、ゴエモン制作委員会の独特なセンスが光っているのが特徴的だ。通常の街や街道は前述のように雰囲気が重視されているが、城ステージ(いわゆるボスステージ)では回転寿司や鯉のぼり、UFOキャッチャーやビリヤードなどがギミック、また敵として登場する。文字に起こすと全く意味が分からないが、このやや奇妙ななんでもあり感がハマると楽しくて仕方なくなってくる。メインとなる敵もオカマだったりミュージカルだったりするし。

 

 

対して「がんばれゴエモン でろでろ道中おばけてんこ盛り」は1人〜2人(隠し要素で最大4人)用のステージ選択制の横スクロールアクションゲーム。

ステージ形式は平たく言うとスーパーマリオ3に近く、1面、2面と区切られた中ですごろくのマスのように各ステージや街が配置されている。各面に1つある城ステージをクリアすることで次の面に行けるようになる。

城ステージの前には必ず関所が設置されており、通るには一定枚数の手形が必要となる。手形はステージの初クリア報酬の他、街で受けられるミッションの報酬として手に入る。そのため城ステージに向かってステージをクリアしつつ、ミッションをクリアして手形を集めるのが基本的な進め方となる。
ネオ桃山幕府と同じく操作可能なキャラクターは複数存在し、ステージ毎や、ステージ内で切り替えつつ進むことになる。
ネオ桃山幕府に比べて難易度はやや高め。また、協力プレイが可能だが、2人の方が難易度が高かったりする。個人的にはアクションゲームとしてこちらの方が好き。

 


また、どちらも音楽が大変良い。客観的な尺度で言うと現在でもサントラが数万〜数十万で取引されているほどだ。もちろん欲しい。アマゾンの欲しいものリストに載せておきたい。

特にネオ桃山幕府では旅というテーマにマッチした音楽が流れ、現在でも実際の旅番組に使われていたりする。「ヤマトナデシコタビノハナ」や「朱に交われば禅の心」が個人的には大好きだ。
また、どちらも城ステージに流れるBGMは階層を進む毎に(城ステージを進んでいく毎に)ベースやドラムなど音が足されていく仕様になっており、これが非常に熱い。

ボスに向かうにつれて盛り上がっていくBGMは闘争心を掻き立てられるものもあれば、危なっかしい足場が多い中焦らせるようなものもある。「殿様救出大作戦」や「Burning My Soul」、「サンシロウ」などは是非一度聞いてもらいたい。

 

 

そんなこの2作が自分は死ぬほど好きなのだが、何故だか周りに好きな人がほぼ全くいない。みんな人生を半分くらい損してるんじゃないかと思う。

是非プレイしてもらいたい。ネット上に上がっているサントラを聴くだけでもよい。ただ、ただ、プレイ動画などを見て満足するのはやめてもらいたい。なんとなく。

 

 

 

そういえば、どちらも歌付きのOPがあるけれども、当時的にはすごく珍しかったんじゃないかと思う。いや、あまり自信はないから強くは言わないけど。